H温泉裏の瀬
郡上八幡
観光ヤナ
県道61号線
安久田川
天徳湯
亀尾島川
深戸駅
相生駅
ゴール地点
スタート地点
ホーセン郡上
ホテル郡上八幡
Qタチタチの瀬
長良川鉄道
法伝橋
国道156 号線
東海北陸自動車道
郡上八幡IC
Oオーナーばりの瀬
 (三段の瀬)
K乙原鉄橋の瀬
D弁天の瀬
@出合いの瀬
 (しょっぱなの瀬)
Mコンクリ塀の瀬
J法伝橋の瀬
Nロックガーデンの瀬
Fイカリバの瀬
Bテトラの瀬
P名津佐の瀬
吉田川
郡上八幡駅
稲成橋
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長良川
【川下りメモ】
 旧八幡町を縦断するこの区間(吉田川合流点〜相戸)は、2級〜3級の瀬が息つく間もなく次から次へと現れるので、激流好きにとっては非常に刺激的なダウンリバーを楽しめる。流れがゼロの瀞場はほとんどなく、常に流れがあるような状態だが、とはいえ、エディーが随所にあるので、レスキューは比較的容易にできる。
 この区間の代表的な瀬としては、「出合いの瀬」、「オーナーばりの瀬」がある。ただし、「出合いの瀬」は、2003年に訪問したときには流心が大きく変わっていて、消滅していた。それらに次ぐテクニカルな瀬としては、「法伝橋の瀬」、「イカリバの瀬」がある。また、人工物で危険な瀬としては「テトラの瀬」、「ブロック塀の瀬」がある。両者ともぶつかるとかなり危険。とくに後者は水面から鉄の芯が伸びているので、インフレータブル系にとってはバーストの危険もある瀬である。
 減水すると各所に岩が露出し、テクニカルになる瀬が増えること、増水すれば3.5〜4級にグレードがアップする瀬が出てくる点はこの区間でも同じである。とくに出合いの瀬、オーナーばりの瀬は増水時、かなり強力になり、法伝橋の瀬にはタコツボエディーが登場するので注意が必要である。
 ちなみに、この区間の一部は、ラフティングとダッキーの大会、長良川WWF(ホワイトウォーターフェスティバル)のスプリント部門会場として利用されている。
 漕行可能期間は実質、落ち鮎の終わる10月ごろから、友釣りが解禁になる6月上旬までとなる。吉田川と同様、地元民も数多く訪れる区間であるため、鮎釣りシーズン中は基本的には下れないと思ったほうがよい。
 キャンプ適地は随所にあるが、便利さから見れば、旧八幡町市街地に近い吉田川との出合い付近となろうか。
河川名 区間 距離 平均水位 回送 釣り
シーズン
激しさ 流れ 水質 景観 水量 タイプ
激流 清流 大河
長良川 吉田川合流点〜相戸 約10km 0.5m(稲成) × 7 8 8 7 6 71 79 61
水系名 木曾川
全長 166km
流域面積 1,985km2
水質ランキング順位(H14) 45/166
・回送(○…電車、バスの利用可 △…徒歩でも可能 ×…車が必要)
・鮎釣りシーズン中(○…下れる △…多いが、何とか下れる ×…自粛)
【スタート地点とゴール地点】
スタート地点は、長良川と旧八幡町内を流れる吉田川との合流点。両岸とも駐車が数台可能でキャンプも可能。左岸側にはトイレもある。ゴール地点は相戸付近、相戸の堰直前にある美並橋手前の右岸側に広がる川原。クルマの乗り入れが可能であり、キャンプも可。ただし、両者とも便利な位置にあるため、キャンパーも多い。

【アクセスと回送方法】
 *電車の場合
 長良川鉄道を利用できる。郡上八幡駅で下車。スタート地点までは徒歩10分。ゴール地点付近には深戸駅がある。これも徒歩10分程度で着く。電車の本数が非常に少ないので、時刻表は必ず事前にチェックしておく。
 *クルマの場合
 東海北陸道郡上八幡ICで下りる。国道156号に入れば、スタート地点まではすぐ。左岸側の場合、長良川鉄道高架下に数台の駐車スペースがある。ゴール地点までは国道156線沿いを南下。相戸付近では両岸ともクルマを川原に下ろせる。駐車も可能。
(郡上)吉田川合流点〜相戸
長良川データ
現在の水位…稲成観測所(国土交通省【川の防災情報】)
鮎釣りの解禁日…長良川上流(Mamboo 鮎解禁情報)
文章の作成日 / 2004年3月28日
Aタテカベの瀬
C大稲の瀬
E箱坂の瀬
Gダルマの瀬
Iタノ下の瀬
L鉄橋下の瀬
2級。分かれていた流れが再び出合い、大きなウェーブを作っている(写真は出合う前)。迫力はあるが、とくに障害物もなくコースも素直なのでまっすぐ漕げば問題はない。
2級。稲荷橋を越えると流れが二又に分かれているが、その左岸側を通ると、この瀬を通ることになる。流れが左岸壁沿いに集まっているため、早めに右岸側にエディーアウトしないとテトラにぶつかる。流れが強いので、張り付くと難儀する。沈するとかなり危険なので、初心者は要注意。
2.5級。スタート地点からすぐのところにある。
かつては大岩(写真右側)に流れが集まり、大カーブの3級の瀬を作っていたが、2003年時には流心が左岸側に変わり、消滅していた。現在は、中央部から階段状になっている浅瀬を下って通過。
@出合いの瀬(写真は水位43cm時)
スタート地点
郡上八幡ICを下り、R156を南下すると吉田川との出合いにぶつかる。その出合い付近がスタート地点となる。なお、右岸側でもスタートおよびキャンプ、駐車は可能。
Aタテカベの瀬(写真は水位43cm時)
2級。稲荷橋の手前にある瀬。
流れが左右に分かれ、中洲を作っているが、本流である右岸側の流れを通る。ストレートな瀬なので、まっすぐ漕げば問題はない。
写真奥に見える橋は稲荷橋。
Bテトラの瀬(写真は水位43cm時)
C大稲の瀬(写真は水位43cm時)
D弁天の瀬(写真は水位43cm時)
2.5級。鉄橋手前から始まり、R156稲成洞門にぶつかり、90度右に向きを変えて流れる長い瀬。瀬の最後に川の中央部に隠れ岩があり、ホールを作っている。カーブがきついのでバランスを崩さないように注意し、最後のホールに捕まらないように、早めに右岸側(インコース)にコース取りする。
E箱坂の瀬(写真は水位43cm時)
Fイカリバの瀬(写真は水位43cm時)
2.5級。流れが左岸側に集まり、そのまま左岸側にある大岩にぶつかっているかなりテクニカルな瀬。張り付くと面倒なので、大岩に近付く前に右岸側にエディーアウトしておくのがベター。
Gダルマの瀬(写真は水位43cm時)
H温泉裏の瀬(写真は水位43cm時)
Iタノ下の瀬(写真は水位43cm時)
J法伝橋の瀬(写真は水位43cm時)
K乙原鉄橋の瀬(写真は水位43cm時)
L鉄橋下の瀬(写真は水位43cm時)
Mコンクリ塀の瀬(写真は水位43cm時)
Nロックガーデンの瀬(写真は水位43cm時)
Oオーナーばりの瀬(三段の瀬)(写真は水位43cm時)
P名津佐の瀬(写真は水位43cm時)
Qタチタチの瀬(写真は水位43cm時)
ゴール地点
2級。右岸側に頂上に何本か木の生えた巨岩が見えたら瀬の入り口。素直な流れであるが、いくつか浅い箇所があるのでスタックには要注意。
2級。今度は流れが右岸側に集まっているが、素直な波とコースなので、まっすぐ漕げば問題ない。
2級。左岸側のホーセン郡上の温泉が目印。素直なスタンディングウェーブが続く快適な瀬。
1.5級。川の中央部に大岩があり、その右側を滑りぬける瀬。ここを過ぎると左岸側に砂浜が見え、しばらく流れの緩やかな瀞場が続く。
3級。法伝橋の手前から始まる。橋の下で大きな落ち込みがあり、本流はそのまま左岸側にぶつかっていて、ヘヤピンを描く。その左にはエディーができていて、増水時にはタコツボになる。インコースでショートカットするには落ち込みの落差が大きく、水量がないと難しい。流れはかなり複雑。
2級。中央部は浅いため通れない。右岸側から中央に抜けていくコースが一般的。
2級。川の中央に大岩があり、流れが左右二つに分かれている。左岸側は素直なコース、右岸側が落ち込みの多いコース。増水して岩が水を被りだすと強力なキーパーホールを作りそう。
2.5級。本流は左岸側だが、左岸から約1mのところに流れを二つに分けるコンクリ塀があり、この塀から鉄芯が随所に伸びている。危険なので、吸い寄せられないように必ず右岸ベタベタを通ること。また、塀が終わって流れが合流したあともかなり大きなウェーブが立っているので、油断は禁物である。
2.5級。瀬の入り口付近は、随所に大岩が建ち並び、迷路のようになっている。そこを抜けると流れが左岸側にぶつかり、右側に抜けるカーブ状の瀬になっている。早めにインコースに入っておくほうが無難。
3級。左岸側は落差が大きく、右岸側は強力なストッパーを作っている。中央部にスムーズに通れるコースがあるので、そこを狙って進入するのがベター。くぐりぬけた直後に二段目のストッパーが控え、三段目は右岸側にホールウェーブができている。三段目は有名なプレイスポット。
2級。流れが左岸側に集まっている。左岸側の岩にぶつからないようにだけ気をつければ問題はない。
2.5級。かつては強力なストッパーを作っていたらしいが、現在はなくなっている。本流に乗って下れば問題ないが、左岸側からも流れ込みがあり、本流を外れると流れはかなり複雑になるので注意。
かつては左岸側の「サッポロラーメン」屋の手前に橋がかかっていたのだが、それが2003年に取り外され、相戸の堰直前に新たに架設された。
川原はかなり広く、クルマも下ろせるのでキャンプに最適な地である。
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