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川下りのスタイル

 構想中。
 「川下り」と一口にいっても、その接し方は人によってまるで異なる。自分の場合はどうなんだろう、というのを分類しながら思うところを記してみようというもの。
 私の場合は、川下りに対し、以下の3つの接し方があると漠然とだが考えている。

 1. 「旅」としての川下り
 2. 「スポーツ」としての川下り
 3. 「競技」としての川下り

 川の世界への入り口は1だった。そこから2、3の順に広がり、現在はこの3つが混在しているといった状況だろうか。

 1. 「旅」としての川下り
 キャンプ道具一切を積んで、犬をパートナーに、ひとつの川の上流から河口までを下るといったイメージ。ゆったり、のんびり、ビールを飲みながら下る。カヌー以外にも、飛び込み、潜り、魚突き、手掴み、釣りをする。夜になれば、焚き火をして、星を眺める。川に対しては、「水質」や「遊べる選択肢の多さ」にこだわる。カヌーは川で遊ぶための一手段といった位置づけといったスタイル。

 2. 「スポーツ」としての川下り
 ラフティングで味わう快感と同じ、激流を下るスリルを味わったり、より深く味わうために技術を磨くといったイメージ。越えられなかった、あるいは越えられそうにない大波を越えたときの快感を味わうために川を下る。流れを読みとり、フネを思い通りにコントロールできるように練習する。川に対しては「瀬の大きさ」に最もこだわり、フネの性能にもこだわるといったスタイル。

 3. 「競技」としての川下り
 スプリント、スラローム、ダウンリバーなどの競技において相手と競い合い、勝利の味を噛みしめたい。あるいは、競争を通じて、自身の体力・技術を高めたり、レベルを把握するといったイメージ。
 勝つことによってこれまで積み重ねてきた練習や現時点での自分の実力が相対的に評価されることになり、素直に嬉しいものである。川に対しては、競争の視点からいかに効率的に漕げるかということに全神経を集中させ、フネの性能や競争相手の調査も怠らないといったスタイル。

 この三つのスタイルについて深く掘り下げて考えるというのは次の機会にするとして、今回は、
この三つを念頭に、「ダッキーでの川下り」というスタイルについて考えてみた。
文書の作成日 2004年1月4日
ダッキーに関する一考察
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