ツーリングレポート(覚え書き)
ツーリングレポートを時系列で載せています。原則として、川を下る都度に更新されますが、たまにとっても遅れます。
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2005年3月12日(土)
10 春はどこ?(保津川1)

水位:0.86m(保津峡) 気温:6℃(京都) 天気:雨
区間:馬堀〜保津峡 メンバー:ソロ

 雪の混じった冷たい雨。ときどき、雪の割合が上がってシャーベット状になったり、完全な雪となったり、雹状になったりと、めまぐるしくその姿を変えながら、断続的に降り続いています。遥かかなたに聳え立つ山は真っ白。3月も2週目に入り、晴天が続き、少しずつ暖かくなってきたので、いよいよ春だなあと感じていたというのに、この真冬に逆戻りしたような天気。何だか裏切られたような気分です。
 なんか、週末って、天気が荒れてるケースってやたら多くないですか?去年からその傾向を強く感じているのですが、ちょっと被害妄想入っているかもしれませんね。

 スタート地点の馬堀に着いたはいいものの、この天気なので初めは本気で中止しようと考えてましたが、しばらく車内で呆けていると、いつの間にか雨は止んだようです。
 う〜ん…。迷うところですが、今日は水量やたら多いし、面白そうだし。それに時間もかからなさそうだし。
 ということで考え直して、ラナをフネに繋ぎとめ、クルマで単身保津峡駅に向かいました。ちなみに。保津峡駅までの道路は昨年の台風23号で随分崩されたのですが、キレイに修復されていました。
 一時間ほどかけて、馬堀に。着替えているとまた降り出してきました。が、後戻りはできません。さっさと着替えて、さっさと下り始めました。

 漕ぎ始めてびっくりしたのは、意外と人が多かったこと。とくに三段の瀬ではスポットプレイに勤しむフネが5艇ほど。ラフトもいました。三段の瀬は瀬の最後がキレイなVストッパーを作っていたのですが、昔はあんなのあったっけ? 台風で形が変わったんでしょうか。
 なかなか迫力のある瀬を漕ぎ抜け、無事終了。今日も先日購入したリンクス一人艇で漕いだのですが、このクラスの瀬でもフネは変形せずでした。素晴らしいです。


こんな天気でもトロッコ列車と遊船(保津川下り)は盛況でした。

背後の山は真っ白です。

トロッコ列車の線路上にサルの群れを発見しました。写真ではちょっと見づらいですが…。
2005年2月27日(日)
09 新艇デビュー(奈良吉野川7)

水位:1.14m(五條) 気温:6℃(五條) 天気:曇り時々晴れ
区間:梁瀬橋〜天理教 メンバー:ソロ

 実は昨日、新艇を入手しました。それもリンクスの一人艇です。パドラーズカフェのFさんから、たまたま昨日ヤナシタにてお会いしたときにお話をいただき、格安で譲っていただいたのです。
 既に数艇所持しているのになぜ購入したのかというと、部の後輩とか会社の方とか色んな人を川に連れて行く機会が増え、フネのキャパが欲しかったこと、あとは、ソロで日帰りで川下るときなどは荷物も少ないし、一人艇のほうが軽くて扱いやすいと考えていたことが主だったところですかね。一人艇はサファリを持っていますが、これ、ラナ乗せると沈むので単独行では使えないのです。ちなみに、これで所持するダッキーは4艇(一人艇*2、二人艇*2)になり、キャパは6名分になりました。これでなんか商売できそうですね(笑)。

 ということで、最初は修理したリンクス二人艇のテストをやろうかと思っていたのですが、早速乗り心地を試してみたくて、リンクス一人艇で川に出ることにしました。
 このリンクスですが、少し変わっていて、底がエアフロアではなく、フォームフロアタイプなのです。平たく言えば、ビート板が中に入った状態になってます。5枚のビート板を組み合わせることでフロアになるといった構造になっています。ただ、一つ一つはそれほど大きくないのですが、5枚ともなると結構かさばるのですよ。5枚重ねて横にすると、マーチの後部座席がすべて埋まってしまいました。う〜ん。いよいよマーチには似合わないキャリアとボックスを検討しなければならなくなりました。けど、マーチってあんな丸っこい形して、キャリア付けられるのかな…?

 とまあ、ずっと愛用してきたリンクス二人艇より場所取りな新艇ですが、いいところもあります。それは、エアフロアタイプより剛性が高いので、コントロールが非常にしやすいこと。ビート板5枚の組み合わせなので、漕いでるうちにズレたり、波の高いところでは継ぎ目から曲がったりしないかと不安でしたが、杞憂でした。ビート板ごときでなぜこんなに剛性が高いのか不思議に思うくらいに頑丈なんですな。
 感覚に慣れるために、ヤナシタにて練習することにしました。ヤナシタのホールに入るわけではなく、ホールに乗れるところまで行く練習。ホールまでの道のりって、今日くらい水量があると実は結構難しいのですね。意外と流れが強いので、きっちり漕がないとホールの隣にある小さなエディーに入るまでに下流に流されてしまうのです。
 これを、自分がイメージした通りのコースが取れるまでやってみました。フネが小さいので、マジメに漕ぐとラナにぶつかるんですな。当たらないように漕ぎを小さくすると、途端に下流に流される。前述の通り、コントロール性は非常に高いのですが、その分波に食われやすいのでリーンも重要。こうしたことから、意外と難儀してしまい、目標のエディーに入るまでに、5、6回かかってしまいました。

 総評としては、ダッキーのクセして場所を取るのが珠に瑕ですが、性能について言えばかなり満足です。ストッパーに当たっても折れないし、ラナ乗せてもまったく沈みませんしね。
 今後、ソロで漕ぐときは、コイツをどんどん活用していきたいと思ってます。


進水式。

ラナが前に乗った場合、セルフベイラー部分にちょこっと水が溜まります。

ヤナシタ。この写真を写した位置が目標だったエディーです。

寒さは昨日より若干マシだった程度なんですが、浮かんでいたペットボトルが気になって飛び込んでました。

しばらく洗ってなくて、臭いと不評だったので洗ってあげました。ラナ、意外にもお風呂嫌いです。
2005年2月26日(土)
08 リンクス、復活なるか !? (奈良吉野川6)

水位:1.20m(五條) 気温:5℃(五條) 天気:曇り時々雪
区間:梁瀬橋〜天理教 メンバー:ソロ

 1月末に某メーカーへ修理を依頼していたリンクスが帰ってきました。といっても、修理できません、ということで送り返されてきました。理由は、以前自力で修理した際に使用した接着剤の跡が邪魔になって、熱圧着できなかったから、だそうです。
 送ってから手元に帰ってくるまで3週間かかりましたが、その間何の連絡もなく、こちらが何度もプッシュした結果得られた回答は上記のみ。
 修理できないと判断するのにそんなにかかるんですか? 何やってたんですか? とトコトン聞いてみたい気もするのですが、対応の杜撰さを指摘したところでフネが直るわけでもないので、自力での修理方法を模索することにしました。

 リンクスの材質は、塩化ポリビニル(PVC:polyvinyl chloride)で、補修の方法としては、高周波融着、熱融着、溶剤接着などがあるそうです。某メーカーが実施しようとしたのは、おそらく「熱融着」ですね。機械を使い、熱で溶かして圧着するという方法で、これだと確実に直せるらしいです。自力なら、機械がないので、溶剤接着という方法を取ることになりますね。
 ちなみにこの塩ビですが、環境によくないらしいです。燃やすとダイオキシンが出るとか、可塑剤が環境ホルモン物質だとか…。はっきりと証明されてはいないらしいですが、ビミョーな気持ちです。

 ということで、接着による補修という手段をとることにしました。某ショップの方に教えていただいたのですが、接着のポイントは、「ヤスリがけ」と「圧着」らしいです。
 準備したものは以下の通り。
 ・リペアシート(75mm*750mm)←最大でこのサイズらしいです。
 ・ヤスリ(プラスチック用)
 ・ボンド ビニル用(50ml)
 ・ゴムハンマー

 あて布となるリペアシートは幅が75mmしかなく、空気入れたときに裂けるんじゃないかと不安だったので、ホントは150mmくらい欲しかったんですがね。ないらしいです。3セット購入しました。ちなみに単価は735円でした。
 あと、接着剤といえば、私はこれまでアロンアルファとセメダインくらいしか知らなかったのですが、ホームセンターに行ってよく見ると用途別に色々置いてあるんですね。塩ビ同士の接着には「ボンド ビニル用」と書いてあったので、素直に従って購入しました。

 修理の手順は、以下の通り。
 @ヤスリがけ
 汚れを拭き取り、接着面をヤスリで擦る。小さな細かいキズが入る程度に擦りました。ちなみに、以前修理した接着剤の跡もこの作業で取れました。リペアシートも同様に実施。シート(75mm*750mm)が3枚分とフネ本体の裂け目が約2000mm分あるので、かなりの重労働。

 A接着
 リペアシートの貼り付け位置をあらかじめペンで印をつけておきます。それから、接着剤をリペアシート、フネの両側にまんべんなく塗布して、5分くらい放置して、べたつかなくなったあたりで接着。シンナー系のいいにおいがしますが、残念ながらあまり体によくないらしいです。ちなみに全部使い切ってしまいました。50mlでは若干足りないくらい。

 B圧着
 ゴムハンマーを使って、ゴリゴリと体重をかけて思いっきりプレス。中に入った空気を押し出しつつ、シワができないように伸ばしました。
 ちなみに、@〜Bの作業全体でかかった時間は約4時間です。
 その後は重いものを乗せて、24時間放置する必要があるもんで、クルマの下敷きにでもしようかと思ったんですが、補修箇所が余りに大きすぎるので、適切な処置が思いつかず、結局そのままの状態で放置してましたが、問題なくくっついたようです。


 とまあ、大変前置きが長くなってしまいましたが、そんな過程を経て、奈良吉野に復活戦をしに行ったワケですよ。
 過去にも防水用テープを貼ったり、接着したり、糸で縫ったりして何度か補修を試みたことはあったのですが、数回のダウンリバー後に傷口が開いてしまい、いずれも失敗に終わっていました。
 が、今回は違いましたね。接着が予想以上に強力で、水に濡れても、底を擦っても、剥がれる気がしません。今度こそいける !?
 わざと底を擦ったり、ぶつけてみたり、色んな方法を試そうと思いましたが、生憎この日は雪で、しかも吹雪いてたんですよねえ。風もえらい強くて、とくに寒く感じる日でしたので、試す気力がなく、最短ルートで下ってしまいました。本格テストは後日に持ち越しです。


準備物。リペアシートとボンド、ヤスリ、ゴムハンマー。

補修箇所にヤスリがけします。汚れや接着剤の跡も除いておきます。

リペアシートとフネの両面にまんべんなく接着剤を塗布します。

ゴムハンマーで叩いたり、伸ばしたり。圧着します。

修理終了直後の後部。このまま24時間放置。

裂け目の前部。黄色っぽいのは過去の接着剤の跡。

写真ではよく分かりませんが、吹雪いてます。寒いです。
2005年2月12日(土)
07 切腹(奈良吉野川5)

水位:1.04m(五條) 気温:5℃(五條) 天気:曇り
区間:梁瀬橋〜天理教 メンバー:後輩1号

 今日も奈良吉野。昨日は単独でしたが、今日は後輩1号さんが一緒です。サファリを持ってくるのを忘れたので、アキレス艇に二人と一匹が乗り込んで下ることにしました。

 水位は昨日と同じ値を指していて、川下りするにはまずまずの水量。
 天気は曇天で、昨日以上に寒い。天気予報では、低気圧が退き、高気圧に覆われると言っていたのに…。アキレス艇は、フロアチューブにあまり圧をかけられないので軟らかいのと、あと、構造上の問題で、人が乗るとフロアが沈むのですね。これにラナが乗っかると、常時数センチ水が浸かった状態になってしまいます。
 この気温で、この水に浸かった状態は、かなり冷えます。ですんで、飛ばし気味に下り、結局、1時間程度でゴールに到着でした。タンデム(二人乗りのフネに二人)なので、コントロールが難しいながらも、昨日と同じく濡れないよう、波の最も少ない箇所を狙って漕ぎました。漕いだつもりでした。
 でも、下り終わった後、後輩1号さんは言いました。
 「てゆうか、ウェア、ビショビショですから」


 残 念!

 ちなみに、ヤナシタでは、パドラーズカフェの皆さんに出会いました。昨日出会ったのはスラローマーだけでしたが、今日はうって変わって賑やかでした。こんなに寒いのに、ねえ。

 明日は、大学院時代の友人で、現在NHKとモメにモメてる某新聞社で記者やっている方の結婚式の二次会に参加するので、川はお休みです。てゆうか、冒頭に挨拶を頼まれているので、これから何話すか考えないと…。


ふくさんのホームページからいただきました。

カルディアの瀬の入り口。ちなみに昨日今日とカメラが壊れていて、ケータイのカメラで撮ってました。

下り終えた後は天川へ湯豆腐食べに行きましたが、雪が豪快に積もってました。
2005年2月11日(金)
06 復帰(奈良吉野川4)

水位:1.04m(五條) 気温:8℃(五條) 天気:晴れ
区間:梁瀬橋〜天理教 メンバー:ソロ

 ラナが復活したので、今日は奈良吉野へ。
 実は先週の頭から、ラナは体調を崩しており、食べては吐くことを繰り返していました。土曜日に病院に連れて行き、注射を打ってもらった際、完治するまでは川はダメと言われましたので、先週は予定していた長良川をキャンセル。しばらく安静にしていたのですが、土曜から吐くこともなくなり、元気になったようなので、今日、復帰させたというわけです。
 ちなみに、嘔吐の原因は、ヘンなものを食べたのが可能性として一番高いが、体を冷やした場合でも、胃腸に負担がかかり、同様のことが起こりうると言われました。もし後者であれば、冬季のカヌーツーリングを再検討しなければならないのですが、おそらく原因は前者のほうかなと思います。なぜなら、ウチの母親がにぼしをやった直後に下痢をして、毎日吐くようになりましたから。
 とはいえ、泳がせることは極力控えさせ、様子を見ながら下ることにしました。

 ちなみに、先々週、修理に出したリンクスですが、実はまだ手元に帰ってきていません。先月30日に発送、1日には到着しているはずなのですが、再三の問い合わせにもなしのつぶてなのです。対応が遅れるのにやんごとなき事情があるのなら、その旨を連絡くらいすればいいのですが。今後の対応次第では、クレームです。
 ちなみに、アルフェックのパドルが最近修理されて戻ってきたのですが、こちらの対応は丁寧で、かつ速かったです。モンベルは好きではないのですが、顧客への対応力はマルですね。新しいウイングパドルを手に入れるまでの暫定処置として、しばらくこちらを使うことにします。

 今日はアキレス艇に一人と一匹での行程。寒波到来とは言いながらも日が照っているおかげで案外暖かい一日でした。川の水は、最近雨が降った影響か、濁っていて、水量もやや多め。底を擦るのを気にしないでよいので、ありがたいです。
 今回も、極力濡れないよう、波の最も少ない箇所を狙って下ることを心がけました。瀬ごとに、入り口でバック漕ぎをしながら、下るコースを確認。下るコースを意識して下ると、慣れ親しんだ川でもドキドキするので不思議ですね。
 あと、そのように漕いだおかげか、それとも前回購入したシューズのおかげか、今日は足が冷たくなることがまったくありませんでした。若干、濡れはしましたが、体温がネオプレンが含む水を温めるスピードのほうが勝っていました。
 というわけで、今日みたいな日であれば、この漕ぎ方にこの装備であれば、充分快適に下れることが確認できました。あとはラナに何事もなければ、この冬も乗り切ることができそうです。


改善1:サンダルからシューズへ。センス的にはイマイチだが、防寒的には効果覿面。

改善2:グローブを新調。マーシャスのクリークハイグリップグローブ。名の通り、なにげにクリーク用だったりする。

改善3:アルフェックのパドル。値段の割に使いやすい。

改善4:改善というか、元気になりました。
2005年1月30日(日)
05 真冬の装備 (長良川1)

水位:0.38m(稲成) 気温:4℃(八幡) 天気:晴れ
区間:講話橋〜勝原橋 メンバー:Tetsuさん カイチョー 後輩1号

 気象庁は27日、日本付近は30日から2月3日ごろにかけて今冬一番の強い寒気が入り、特に西日本では最高・最低気温が平年より5度以上低くなる所があるとして、強い寒波に関する気象情報を発表し、注意を呼び掛けた。
 雪の影響による交通障害のほか、積雪が多い地方では雪崩発生への注意が必要。平年よりかなり低い気温が続くため、農作物の被害の恐れもあるという。
 気象庁によると、日本付近は29日に気圧の谷が通過した後、上空約5000メートルで氷点下40度以下の強い寒気が南下する見込み。西日本から北日本の日本海側は雪が降り続き、山沿いの地方を中心に降雪量が多くなる所があるという。   (1/27 共同通信)


 眩しい陽射し。気温は低いが、風は強くなく、予想していたほど寒くはない。今年初の長良川。これなら何とか漕げそうです。
 長良川は、前日の雨の影響で僅かに増水しており、笹濁り状態。いかにも雪解け水が混じった的な、深く沈んだ暗い色をしています。触れてみると、凍るような冷たさ。某会長がスノボよりカヌーのほうが寒くないとか言ってはりましたが、明らかにカヌーのほうが寒いと思います。流水と雪とでは、体温の奪われ方が比較にならないですから。
 というわけで、今回もガチガチに防寒対策を施すことになります。装備について少し詳しく話をすると、ダッキーはカヤックと比べて下半身が弱点で、まずお尻が冷たい。なので私は下半身にもドライを着用しています。
 次に寒いと感じるのが、足先。私はインナーソックスの上にクリマプレンソックスという二枚履きで対処しているのですが、それでも足の指先の感覚がなくなり、痛いので、ここはさらに工夫が必要とされるのですが、今回は我慢。
 ちなみに、その点カヤックは比較的温かいようで、カイチョーなんて半パンでした。さすがにムリしていると個人的には思うのですが…。
 ついでに言えば、カヤックはロールが発生するので、ダッキーより上半身への、とくに頭部への防寒対策が重要となります。カイチョーはスカルキャップをメットの下に被っていますが、なかなか人前ではメットを外してくれませんので今回も写真を撮り損ねてしまいました。おそらく、オムスビ小僧みたいな姿を笑われるのがイヤだからだと思います。

 ところで、今回は激流の部類に入る長良川を下るということで、さらに「アンタッチャブル」を心がけてみました。つまり、ストッパーやホールはことごとく避け、波を被らずに漕ぐということです。
 超思いつきのこの漕法、ある程度はうまくいったのですが、「三ノ瀬」や「どっかんの瀬」など、どうしても避けきれない瀬もあり、結果は空しくも濡れたい放題でした。ただ、予想していたほどの寒さではなかったので、何とか耐えられました。
 帰りは、「楽山荘」にて、かねてから欲しかったシューズ(ファイブテン)をついに購入。ちなみに今まではソックスの上にサンダルでした。
 あとは、リンクスをついに修理に出しました。行き先は新潟です。早くよくなって帰ってきてね〜。


円空の瀬。

同じく円空。カイチョーはこの後沈→ロール。

どっかんの瀬。避けきれず、むしろ沈しそうに。

三叉の瀬。

これから新潟へ。しばしのお別れです。
2005年1月22日(土)
04 足が痛い (櫛田川1)

水位:−0.18m(田引) 気温:7℃(粥見) 天気:晴れ
区間:野々口沈下橋〜向粥見 メンバー:Tetsuさん 後輩1号

 今年初の櫛田川です。
 大台ケ原の高見トンネルを抜けると、奈良県から三重県に入るのですが、ここらは標高が高いので、僅かですが雪が積もってました。年始に行こうと目論んだときは断念してトンネル手前で引き返したのですが、今回は違います。最近チェーンを購入したんですね。前輪に巻き、慎重に慎重を重ねて峠を越し、櫛田の流れる飯高町に無事入ることができました。
 多分ノーマルでも行けたとは思うのですが、なぜ大げさにチェーンかというと、実はチェーンを購入してすぐに雪の山道を走っていたとき、下り坂のカーブでスリップしたんですね。見事に180度右回転。バウラダーでストリームアウト(エディーキャッチ)したみたいな動きでした。チェーンって履くだけで全然滑らんなあと調子に乗ってすぐの出来事でしたので、やはり過信はよくないと反省しきりという背景があったのです。

 さて、苦労して着いた櫛田ですが、残念ながら水量が少ないため、コースはいつもより下流の、道の駅飯高の近くにある沈下橋から下流約10kmにしました。ただ、水量が少ない代わりに、水はかなりキレイで、道路からはところどころにある深みが陽射しを浴びてエメラルドグリーンに輝くのを見ることができます。
 いざ漕ぎ始めると、水量不足のためやはり浅い箇所が多く、三者三様に引っかかってました。正味、渇水時の奈良吉野と大きくは変わらないと思います。コースさえ覚えれば、これくらいの水量であれば引っかからずに済むとは思うのですが、いかんせん5回目なので、経験不足ですね。代償として、引っかかるたびにフネから降りて川の中を歩くという作業を繰り返すことになりました。
 川の水、これがまた冷たい。二枚履きのソックスに容赦なく滲みこみ、足先の感覚が瞬く間になくなっていきます。今回、迂濶にもグローブを忘れたのですが、それよりも圧倒的に足がツライ。この足先の寒さへの対応は、今後の課題ですね。とりあえずソックス二枚履きの上がサンダルというのが良くないかも。せめてシューズを履くべきかな。比較的寒さに強いとされる同行者のお二人も、さすがに堪えたようでした。
 途中で何度底を擦ったか覚えていません。擦るたびにイヤな予感はしていたのですが、川下り後にリンクスのボトムを確かめると、縫った糸のほとんどが切れていて、再び傷口が開いてしまってました。いよいよ限界ですかね。サファリに乗り換えなければならない日も近いですが、この時期はまだ安定の悪いサファリには乗りたくないなあ。
 先週に書いたパドルも然り、装備が全体的に劣化しているので、そろそろ順次買い替えをしないといけないようです。
 ああ、貯金なんて、夢のまた夢。


川に浸かると足がとにかく冷えます。

水はとてもキレイでした。

浅い箇所が多いので、コース選びが重要。

ラナはただ一人元気に泳いでました。
2005年1月16日(日)
03 パドル(奈良吉野川3)

水位:0.92m(五條) 気温:6℃(五條) 天気:曇り
区間:梁瀬橋〜天理教 メンバー:後輩1号

 寒い。外はいかにも冬空といった曇天。川原に着いてもクルマから出る気がせず、じっと、暖かくなるのを待ってました。
 一緒に漕ぐ予定だったTetsuさんも来ないことになったし、このまま漕がないでいるのもいいかな、と思うくらい逡巡していたのですが、やがて犬のテツのほうがやってきました。テツのお父さんが回送に相乗りさせてくれるとのことで、ありがたく申し出を受け、良いきっかけとばかりに準備し始めます。

 ところで、昨年の11月、ブレードが根元から折れ、あえない最期を遂げたウィングパドルをアロンアルファ(プロ用 耐衝撃)でくっつけてみたところ、うまく固まったので、すわ、復活?と期待していたのですが、試しに漕いでみたところ、4度めのストロークで乾いた音を立て、再び折れてしまいました。後部座席の足元に積んでいた時、後輩1号さんに踏んづけられた時点で既に割れていたとの説もありますが、ともかくも蘇生は失敗。
 結局、今日も予備のへっぽこパドルで下ることになりました。このパドル、ジョイント部分が変形していて、接合するのにメチャ時間とパワーを使うので嫌いなんですけど、まあ仕方がない。

 意外にも、川は大変な賑わいを見せています。阿太橋前の瀬なんて、10艇近くいたのではないでしょうか。こんな真冬日に、驚いたというか、呆れたというか…。ま、私も同類なんですけど。
 芝崎の瀬の終わり、流れが左岸に当たり、若干アンダーカット気味になっている箇所に至ると、青い物体が水中で引っかかっているのが目に入りました。何となく気になったので、漕ぎ上ってよく見てみると、それはパドルのようでした。
 数分かけて水中から救出。コケだらけだったので、落としてみると、プリヨンのパドルでした。スラローム用かな? ブレードがちょっと見慣れない形状をしています。
 パドルが折れて失意のうちにあった私にとっては、まさに神の授けしプレゼントではないですか。パクっちゃえと思ったのですが、後でこのレポートに書くことを考えると、何かにつけて言われそうなので、すんでのところで止めました。これからも、川では悪いことはできないですね…。
 とりあえず、ゴールの天理教教会下にある公園のトイレの横に立てかけておきましたので、心当たりのある方は引き取ってやってください。

 さて、パドル蘇生に失敗し、拾ったパドルをパクり損ねた今、いよいよ本格的に新しいパドルを探さなければいけなくなりました。リンクスの修理もしないといけないし、耐寒のためのグローブとシューズも必要だし、カヌーって何だかんだで金がかかりますねえ。


えらい寒いというのに、結構賑わってました。

天理教から上流を臨む。パドルはここから見えるギリギリ
上流部のところで拾いました。

これが例のパドル。トイレの横に立てかけておきました。
2005年1月8日(土)
02 不意打ち(奈良吉野川2)

水位:0.91m(五條) 気温:6℃(五條) 天気:曇り
区間:梁瀬橋〜天理教 メンバー:Takumaさん

 今日は私のラフトガイド時代の先輩であるTさんと奈良吉野へ。
 Tさんは私にとって数少ない尊敬できる人間の一人。「カヌーライフ」で誌面を賑わせているラフティングプロチームの元メンバーでして、現在は学生チームのコーチとして、打倒プロチームの流れを作り、業界全体の活性化を図ろうとしています。
 熱いんですよ。
 基本的に醒めてる私には、その情熱がとても羨ましく思えます。
 そのTさんは、最近はスラロームに目覚め、奥多摩は御岳の「クリスマスカップ」などの大会にも出場したらしく、自ずとその要素が反映され、エディーキャッチ、フェリーグライドを多用しながらのDRとなりました。
 とまあ、ここまでは良かったのですが、瀞場でフネを近付け、会話している際に不意にラナがTさんのサファリに飛び乗り、Tさんはあえなく沈。初漕ぎで初泳ぎとなりました。冬の装備ではないのでかなり応えたと思うのですが、それにもかかわらず、その後も果敢にエンダーやサーフィンをすべく瀬に挑み続け、阿太橋前の瀬で再び、沈。川の水、痛いほど冷たいんですよ。やっぱ熱い方ですね…。

 水位は最低レベルですが、水質は限りなくベストに近付いてきました。この季節、真昼でも日が照らないとかなり寒くて、実際、着替えるまではかなり億劫な気持ちなんですが、この美しい流れを眺めているとまた来週も下りたくなってくるから不思議なんですよねえ。


ここまで傾いてもリカバリーできるのに、ラナの不意打ちの前では無力でした。

顔にかかる水飛沫は「痛冷たい」です。
2005年1月2日(日)
01 2005年初漕ぎ!(奈良吉野川1)

水位:0.95m(五條) 気温:8℃(五條) 天気:晴れ
区間:梁瀬橋〜天理教 メンバー:後輩1号

 あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。ラナを見かけたらどうぞかわいがってやってくださいませ。
 とまあ、新年のご挨拶はこのくらいにして。今日は天気が良かったので早速初漕ぎに行ってきました。漕ぎ納めは30日でしたが、結局2日しかブランクがなかったりして。

 さて、2005年の初漕ぎは櫛田川で迎えようと目論み、あたり一面雪化粧が施された山々を縫うように166号線を走っていたのですが、「積雪・凍結 チェーン必要」との掲示があったので、櫛田行きは断念。奈良県から三重県に抜ける高見トンネル手前で右折して県道16号へ。行き先を急遽変更し、奈良吉野へ向かうことにしました。櫛田はチェーン買うまでお預けですね。
 奈良吉野川の支流沿いにクルマを走らせますが、この支流がとてもきれい。高見川っていうみたいですが、まあまあ水量があって、下れそう。でも、吉野川との出合い手前で水量が激減してました。ひょっとしたら、ダムか堰堤があるんでしょうかね?
 本流沿いに出ると、雪はすっかりなくなっていましたが、雪解けの影響か、水は少し増えてました。後輩1号さんは体調が思わしくなかったので今回は下るのを見合わせ、結局私とラナの一人と一匹でリンクスに乗って下りました。
 さすが冬だけあって透明度はだいぶ上がっていて、水量も底を擦らない程度に増えていて、とても快適。下っている間は誰もいなくて、スポットで遊びながら下ろうとしましたが、止めました。だって、水浴びると寒いし。
 ゴールの天理教教会下に到着すると、既に先客が5、6人いらっしゃいました。今年ナラヨシ一番乗りかと思ってましたが、さすが早いなあ。ひょっとすると、元旦に下っている方もいそうですね。


とってもキレイ

とっても元気

とっても冷たい
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