水位:1.38m(今渡) 気温:29℃ 天気:曇り
区間:中濃大橋〜桃太郎公園 メンバー:探検部後輩×7, K, F
夜明け。天気は雨。ラナが泥だらけの体で徘徊するもので、各地で被害が続出しています。「こら、来るな!」とか、「この、駄犬!」とか。ラナ、探検部では扱い悪いです。
昨日の夕方からの雨で、長良川は1.2m(稲成)を越す大増水。まっ茶色に濁ってしまっています。カヤックは言わずもがな、ラフトもまだちゃんとボートコントロールできるわけでもなし、ダッキーも自信がないので、本流は中止。
代替となる川として、板取川へ向かいます。水位は、-0.3m(下洞戸)。昨日より約0.6mのアップで、茶色に濁ってしまっています。ちなみに前回下った時の水位が-0.47mで、笹濁り。前回下ったときはウェーブ中心の瀬で、そんな険悪なホールなどは見当たらなかったので、まあ、行けないことはないかなあと。
問題は、長瀬堰堤越え。堰堤を実際に見てもらったのですが、皆さん引いてしまってました。確かに、直前の瀬で沈脱して流されようもんなら、確実に死にます。ちょっとリスク高すぎるかなあと思い直し、じゃあちょっと遠いですが日本ライン(木曾川)でも行きましょうかということになりました。不思議なことに、昨日の雨で増水していたのは長良川とその支流域だけだったんですね。お隣の根尾川や木曾川は全く増水していませんでした。何だか今年の局地的集中豪雨を象徴する現象です。
一時間ほどクルマを走らせ、美濃加茂へ。木曾川は、冬に行ったきり(2/28・10回目)、二回目となります。この川は私が下ったことのある川の中では、水量の豊富さはトップで、他の川ではそうそうお目にかかれない大規模なスタンディングウェーブがあります。また、「日本ライン」という名でも知られる通り、奇岩名勝の地でもあります。これだけなら超私好みの川なのですが、あまり足を運ばない原因は一つ。その水質にあります。可児川との出合い付近に、いかにも汚らしくて触ると体が溶けてしまいそうな廃水が流れ込み、水質が一気に劣化し、臭くなるのです。これは本当にひどい。これがなければ、もっと足繁く通ってもよいのですがね…。
可児川沿いに名古屋パルプという製紙会社があって、コイツのせいかなーとは思うのですが、まだよく原因は分かりません。真の原因について、また、地元(とくに木曽川観光関連)では問題になってないのだろうかと一度調べてみたいものです。
ちなみに、この木曾川の可児川出合いから犬山市までのいわゆる日本ラインと呼ばれる区間、環境省選定の「名水百選」(1985年)に選ばれてます。マジで?これがあの安曇野のわさび田湧水群と同列なの?確かに、大涛の瀬まではまだキレイです。それなら…と思うんですがね。
と、散々文句を言いましたが、今日はまだ水位が多いので、それほど気になりませんでした。というか、臭いがしませんでした。何ででしょう?明らかに川の水の色が変わったし、前に乗っていた後輩1号さんに至っては、臭い臭いと連呼していたのですが。そういえば、ラナも臭いと周りから言われていましたが、全く気になりません。鼻がおかしくなったのかなあ?
15時頃、桃太郎公園に無事ゴール。今回は雨も降らなかったし、危なげなく下れたし、(なぜか)臭わなかったし、のんびりできました。しかし、桃太郎公園の人の多いこと。一般の方々に加え、カヤッカーも長良から流れ込んできているのか、そこかしこにいて、えらい賑わいを見せていました。
その後、神戸に帰る探検部の後輩を見届け、K,F,後輩1号さんと太田駅近くで焼肉。ここで帰るK、気田川に向かうF氏らと別れ、この日の晩は美濃橋の川原でキャンプ。昼はまだ30℃に達する暑さですが、夜はもうかなり肌寒くて、秋なんだなあとしみじみと思い知らされます。
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