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ツーリングレポート(覚え書き)
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2004年6月6日(日)
30 コラボレーション(長良川7)

水位:0.42m(稲成) 気温:25℃ 天気:雨
区間:講和橋〜勝原橋 メンバー:KROさん、NKC(3名)

 また雨。昨日とはうって変わって肌寒い一日でした。
 メンバーは昨日同様NKC会長に加え、そのメンバー2名、そしてKROさん。NKCのメンバーが初心者なので、実質そのサポート役です。ですが案外沈脱が少なく、「ネコ立ち」も「どっかん」も「三又」も何とか乗り切っていました。先導する会長のコース取りがよかったのでしょうか?(←ヨイショ)
 終了後はKROさんにまたまたご馳走いただきました。メニューは尾張地鶏の炭火焼。肉質もさることながら、タレが絶品。ビールとの相性ぴったりでした。
 さて、郡上漁協の鮎解禁は15日。来週は行けないかもしれないので、今回が釣り師のプレッシャーなしで下れる実質最後の川下りとなりそうです。次回訪問時は竿避けゲームですか…。

2004年6月5日(土)
29 シングルパドル(長良川6)

水位:0.43m(稲成) 気温:29℃ 天気:快晴
区間:宝泉〜勝原橋 メンバー:カイチョー(NKC)

前回がいつだったか思い出せないほどの久々の快晴。5月中はずっと増水していた長良川も平水に戻り、すっかり穏やかになっています。
今日は探検部の先輩で、現NKC(長良川カヤッククラブ)会長と二人で下りました。ちなみに、「部」なのになぜ「会」長なのですか?と尋ねると、そのほうが耳に心地よいから、だそうです。その会長、詳細はあえて記録に残しませんが、えらく精彩を欠いておりまして、そのひとつに、川下りを始めてまもなく、「コンクリ塀の瀬」にてパドルを折るというのがありました。ラフト経験者であった私が結局、折れたパドルで漕ぐことになり、ふれあい広場にてSPIRITの方に交換してもらうまでの間、シングルパドルとしてひたすら漕ぎ続けました。加速がうまくつけられず、タチタチと円空の瀬ではストッパーに捕捉され、ラナが落水。最も割を食ったのは、ラナだったのかもしれません…。

2004年5月29日(土)
28 リベンジ(由良川1)

水位:0.78m(綾部) 気温:27℃ 天気:曇
区間:立岩〜新綾部大橋 メンバー:会社の人たち

 …翌日の試乗会。早速、以前から目をつけていたAIREの新艇・フォースに乗艇。しかし、会場がカヤッカー用に激流のまん中に設置されていたこと、あと、不馴れな新艇ということもあって、しょっぱなの波でいきなり沈。私の今年のカヌーライフは激流に揉まれることから始まりました。幸い、レスキュー体制がしっかりしていたお陰で、100mも流されないうちに救助してもらいましたが、陸に上がって一息つき、緊張が解けてくると、なんか指先がピリピリします。見れば、なんと左手の親指から流血しているではありませんか。どこをどう打ったか全く分かりませんでしたが、親指の爪が下半分はがれていました。肉の中に埋もれている根元の部分から、皮ごと。結局由良川まで来て、5mも下らないうちに病院行きとなり、リタイヤとなりました。わざわざ泊りがけで来たのに、一体何しに来たんだろう。…
                     (2000年4月9日の手記より)

 由良川。私にとっては因縁の川です。まだ学生だった頃に一度訪れたことがあったのですが、スタート地点の立岩の瀬で沈してしまい、爪を剥がしたという苦い思い出があります。
 そして今日、ようやくリベンジの機会が訪れたのでした。
 問題の立岩の瀬は、4段の落ち込みからなる長い瀬ですが、クラスからいえば2級。当然、難なくクリアしてしまいました。その後は1〜2級程度の瀬が適度に現れますが、立岩以上のものはなし。無事、ゴールの新綾部大橋まで辿り着きました。
 悪くない川なんですけどね、水質がちょっと…。保津川といい、木津川といい、京都の川はみんなこんななんですかねえ?

2004年5月23日(日)
27 ビー玉の世界(根尾東谷川1)

水位:-0.72m(板所) 気温:25℃ 天気:曇
区間:初鹿谷付近〜板屋堰堤 メンバー:KROさん

 小さな頃、ラムネ瓶に入っているビー玉をよく目の前に近づけて覗いていた。青白みのがかった透明感と小さな空気の泡とが相まって織りなす世界。好んで覗いていたのは、何だか自分もその中にいるような、不思議な感覚が気に入っていたからだと思う。
 とまあ、昔からネクラであったことを吐露しているような趣味ではあるのだが、ともかく今日の根尾東谷川はまさにその「ビー玉の世界」を想起させるものだったのである。
 両岸に並ぶ樹木が、空を覆い隠すように枝葉を伸ばしていて、所々に緑のトンネルを作っている。その中には、手の平サイズの、色とりどりの石が敷き詰められた川床の上をビー玉が溶け出したような青白い水が流れている。これが、ビー玉を覗いたときに感じた、あの時の別世界にいるような気分を図らずも思い出さしめるのである。
 案内人のKROさんによると、前回より30cmほど水位が上がっており、各地に露出していた岩も水を被り、流れも強くなっているおかげで随分下りやすくなっているようだ。ただ、松田の集落を抜けた先に一箇所、ヤバいトコがあるらしい。
 松田の集落を抜けると、果たして川幅が狭まり、2級クラスの瀬が延々と続く川相となった。200mほど先が左に急激にカーブしているようで、その先が見えない。瀬の入り口にフネを着け、右岸沿いを歩いてカーブの先を下見しにいく。カーブは、ほぼ直角。そこから先も1.5級クラスだが延々と瀬が続いており、100m強先の左岸側の岩にぶつかった先は見えなくなっていた。
 ここらは道路沿いではあるのだが、高低差があまりに大きいうえ、両岸の岩やら樹木やらが邪魔をして、道路から川相を臨むことができないのである。逆に、道路に上がってエスケイプすることもできない。
 ともかく、直角カーブの右岸側奥にできているエディーに一旦入り、再び右岸沿いを歩いてスカウティング。流れが見えなくなる手前に、大きな一枚岩。これが視界を遮っているのだ。一枚岩をよじ登る。
 直角カーブの付近では見えなかった左岸側の岩に当たった流れは、90度直角に向きを変え、右岸側の岩壁に当たっていた。そこから先は、両岸の岩壁が作る断崖の間を川が流れ、「川原」と呼べる場所はない。そこからは50mほど先、川の中央に数mは奥行きのある巨岩が鎮座し、流れを真っ二つに分けているところまでが見えた。
 「ここですね」
 KROさんが言う。
 真っ二つの先を見ようと、右岸沿いをさらに進むが、崖状の岩場なのでかなり傾斜がきつい。川からも5mほど高く上がってしまっている。ラナが滑落しないよう、気を付けながら進む。
 川を真っ二つに割く巨岩の真横の位置まで進んだ。
 右岸側が、滝になっていた。
 その落差は3m弱だろうか。分割した流れの約7割を集めながら細い流れとなり、地響きにも似た低い轟音を立てて垂直に落ちていた。岩を穿つようなその流れの下は、底へ潜り込む流れと岩の両側から反転して流れの中央へ向かう流れと下流へ向かう流れとが複雑に絡まりあいながら、白帯を成していた。
 一方、流れの3割を集める左岸側は、まるでウォータースライダーのように右カーブを描いて巻き込むように滑り落ち、中央の巨岩の下で右岸の流れと合流していた。ウォータースライダーは、三段の落ち込みから成っていて、二段目の落ち込みはかなり複雑なストッパーが立っているが、滝ではない。
 下るなら、左岸側だろう。しかし、その50m手前にある直角右カーブの瀬で沈したり、ラナを落としたりすれば…。間違いなく右の滝コースに引き込まれるだろう。そう思うと、ノドがカラカラになってきた。たとえば小歩危の曲戸や鮎戸ような、4級クラスの瀬に対峙したときの緊張感が包む。
 前回、KROさんたちが下ったときはもっと浅く、流れも弱かったため滝に至るまでの区間でフネから下りられたらしい。そこから中央の巨岩まで川の中を歩き、巨岩の上をフネを担いでポーテージしたそうだ。しかし今回は水深があり、流れも強いため、途中で降りることは不可能である。
 作戦は次のようにした。すなわち、フネを留めてあるエディーから150mほど下ったところにある浅瀬にわざと乗り上げて一旦停止する。ダッキーが入れるようなエディーがないため、このような措置を取るのである。そこでワンクッション置いた後、50m先の右岸側に落ちる瀬を越え、そのまま巨岩に向けて漕ぎ、フネを乗り上げさせ、巨岩の上に移る。川の流れが勢いよく巨岩にぶつかっているので、乗り上げるまでにスターンが左右どちらかに振られて流される可能性は高い。フネを岩に接触させ、人間はすぐに岩に飛び移らなければならない。
 この作戦は、前の段階がすべてうまくいっているという前提で初めて成り立つ。つまり、フネを下りた箇所から約250mの区間、失敗は絶対に許されないのである。そう考えると、普段は何でもない2級の瀬でもとたんに恐ろしくなるから不思議なものである。
 先発は、KROさん。私はラナを乗せているため、巨岩に飛び移る時のリスクが大きいので、先に巨岩に上陸しているKROさんに手伝ってもらおうというものである。成功したか否かは例の乗り上げた浅瀬からは見えない。従って巨岩に乗り上げ、飛び移り、自艇を引き上げる時間を多めに見積もって、2分後に私が出発することにした。先に出発したKROさんを見て、不安そうにラナが鳴く。
 数えて2分。引き続き、出発。直角右カーブの瀬を下る。正直、大したことのない瀬である。しかし、絶対に失敗できないとなると、緊張はイヤでも増す。
 無事に下れた。この時点で初めて巨岩が見える。KROさんがいなければ、失敗したということであるが、幸い、岩の上に立っているのが見えた。左右の分かれ目のちょうど間を縫うように進み、岩にぶつける。リンクスは全長が長いので、すばやく上陸しないと間違いなく左右どちらかにスターンを持っていかれる。私にとってはここが一番の正念場であった。KROさんにバウを掴んでもらい、ラナを飛び移らせ、続いて自身も岩の上へ。成功。見事なまでに作戦どおりの運びとなった。
 ここでラナをKROさんに預け、私は左側のウォータースライダーをチャレンジ。三段あるうち、二段目の瀬が複雑なストッパーを形成していたが、巨岩の上から感じたほどパワーはなく、うまく突き抜けることができた。瀬の下でラナを乗せたKROさんを迎え、再び合流。
 そこからしばらくは2級〜2.5級の激しい瀬が続くが、やがて川幅が広がり始め、全体的に浅くなり、再びビー玉の世界へ。ところどころ流木や倒木が行く手を塞ぎ、蛇行する川を漕ぎ進み、13時過ぎにゴール地点に到着。3時間弱の行程。
 昨日とはうって変わってとても長く感じられた一日だったが、今日はある意味命懸けの、とくに充実した一日を送ることができた。こんな素敵な一日を提供してくださったKROさん、どうもありがとうございました。

2004年5月22日(土)
26 木曾三川最後の砦を攻略(根尾西谷川1, 根尾川1)

水位:-0.66m(板所) 気温:25℃ 天気:曇
区間:大井堰堤〜東谷川出合い〜江浪 メンバー:KROさん

 これまで、揖斐川といえばカヌーで下る対象に入っていませんでした。話題に登ったこともなかったし、そもそも疑問に感じてなかったのですが、どうやら揖斐川支流の根尾川という川はケッコウ面白いらしいですね。
 紹介してくれたのはKROさん。先週の板取、先々週の亀尾島に引き続き、三週連続のコラボ。天気は曇ってましたが、ここ三週間ずっと雨に降られっぱなしだったので、雨が降らないだけでも御の字です。
 下ったのは根尾西谷川という川。途中で根尾東谷川という川を合わせて根尾川となるようですが、実質的な本流です。水位は平常より約35cmアップで、笹濁りでしたが下るにはかなり面白い水量。長良川に決して引けを取らない、ラフトでも充分楽しめる2.5級〜3級クラスのビッグウェーブが次から次へと押し寄せ、スリル満点。本流が岸にぶつかって急なカーブになって盛り上がっている箇所が多く、複雑な流れとなってましたが、川幅が広いので避けることはスムーズでしたので比較的下りやすい川だといえます。
 根尾東谷川との出合い後も断続的に瀬は続くのですが、とくに開運橋の上にあるストッパーはかなり迫力モノでした。
 ゴールに至るまで瀬ばっかりのコースだったので、8kmほどあったのに、なんと70分弱で下り終わってしまいました。今日は非常に楽チンな川下りでしたね。
 ちなみに、根尾川はこの下から金原ダムのBW領域に入ってしまいます。金原ダムから下はしばらくは下りられないのですが、樽見鉄道日当(ひなた)駅の下にある堰堤の下から下ろせます。そこから根尾川は道路からもなかなか見えないほどの深い山峡部に入り、二駅下流の高科駅付近まで続きます。瀬は今回ほどではないらしいですが、おそらく絶景ぽいので、次回、水のキレイなときにチャレンジしてみたいですね(候補には入れていたのですが、濁っていたのでパスしました)。
 その後はKROさんにウィンナー入りラーメンを作っていただきました。ビールが最高に美味しい一日でした。ありがとうございました。

2004年5月15日(土)
25 増水時は支流が面白い(板取川2, 長良川5)

水位:-0.47m(下洞戸) 気温:25℃ 天気:晴れ
区間:乙狩の堰堤下〜長良川出合い〜美濃橋
メンバー:KROさん、Uさん

 先週に引き続き、今週もまたまた長良川へ。先週と同様、KROさんに加え、KROさんの友人Uさんもサファリというかなり男前なフネで参加されたので、3人でのツーリングとなりました。
 当初の計画では、長良川の美並コース(三段〜子宝)を下る予定だったのですが、水位は75cm(稲成)。犬連れで下るにはビミョーと判断したのでかなり迷ったのですが、結局、支流の板取川を下ることにしました。
 前回下ったとき(ケータイなくしたとき)は水量が少なく(-0.98m)、蕨生大橋より下でないと下れないほどだったのですが、今回は約50cmアップのおかげで、そんな心配はまったく不要といわんばかりの豊富な水量。ただ、乙狩地区に堰堤があるので、その直下をスタートに設定しました。出発は正午。
 この川のウリである水質は増水による笹濁りで今ひとつでしたが、 ウェーブ&ストッパーは本流クラスのパワフルなものが数箇所できていて、かなり楽しめました。ケッコウ穴場かもしれません。青空の下、眼前に大きく広がる川原に聳え立つ新緑の山。霧雨の峡谷だった先週の亀尾島川とは正反対の明るいイメージでの川下りでした。
 到着は15時。KROさんにまたまたご馳走を作っていただき、晩までダラダラと快適な時間を過ごせました。どうもありがとうございました。
 P.S. 翌日は根尾川を下る予定だったのですが、夕方から降り始めた雨で木曾川水系はどこも洪水状態となったので(稲成で1.55m!)あえなく中止。来週以降に持ち越しです。

2004年5月9日(日)
24 グレースケール(亀尾島川1, 長良川4)

水位:0.5m(稲成) 気温:16℃ 天気:雨
区間:百間橋〜長良川出合い〜相戸 メンバー:KROさん

 今日はKROさんと長良川の支流・亀尾島川を下る約束でしたが、あいにく、昨日の晴天とはうってかわっての雨。しかし、水位が平水時のそれより10cmほど高かったおかげで、那比川との合流点からさらに2kmほど上流の百間橋からスタートできました。雨という不運を帳消しにできる幸運ですね。
 出発は10:00。雨のため、数十m先が見えないほど霧が深く立ち込めていて、神秘的な雰囲気が醸し出されています。まさに白と黒のグレースケールの世界。両岸が切り立った崖で囲まれているのが、神秘をより一層際立たせていて、まるで高千穂峡のようです。行ったことないけど。
 瀬については、パワー、落差はそれほどではないのですが、非常にテクニカルです。ただ、一箇所だけ、強烈なS字形の瀬があって、ここはヒヤヒヤものでした。なお、水質は満点。ちなみに、那比川との出合いの下に網をやってる人がいました。鮎がたくさんかかっていましたが…、密漁?
 巨岩の門を越え、長良川と合流後は、さらに本流を漕いで下流へ。コンクリ塀の瀬、オーナーばりの瀬など、さすが本流は波の大きさ、パワーがすごい。でもやはり、初めての川と勝手知ったる川では緊張感が違いますね。
 12:30に相戸堰堤前にゴール。新美並橋の下でKROさんにキムチラーメンをご馳走していただきました。今日のような肌寒い日にはぴったりのメニュー。ありがとうございました。

2004年5月8日(土)
23 サポートスタッフ(長良川3)

水位:0.52m(稲成) 気温:27℃ 天気:晴れ
区間:洲原神社〜美濃橋 メンバー:KCKC後輩とその一味

 先週、飛騨川を一緒に下った旧KobeCanoeKayakClub(KCKC)の後輩から、会社の人間を連れてくるのでサポートしてほしいという依頼があり、彼らと長良川を一緒に下りました。
 彼らは世界的に有名な自動車メーカーの社員でして、いわば国の宝です。ケガでもさせれば国家の損失。責任重いなあ…というのは冗談で、この区間は過去2回しか下ったことがなく、以前から下ってみたかっただけというのが正直なところです。
 出発は11:30。全員で6人。編成は、カヤック2艇にダッキー3艇。そのKCKCの後輩以外は全員川下りが初めて。私は犬とダッキーなので、つまり初めての人間が1名、カヤックに乗っているということになります。
 というわけでやっぱりというべきか、カヤックの彼は大きな瀬ごとに沈脱するのでありました。やや増水気味で全体的に流れが強かったので、フネを回収が結構大変なんですね。レスキューのいい練習になりました。
 しかしこの区間、大したことないと思っていましたが、結構激しい瀬もありますね。とくに「立花の瀬」は大波数発のあとに本流が左岸の大岩にぶち当たっているという、長良川を代表するレベルといってよいほど難度の高い瀬でした。ここは沈すると危険なので全員ポーテージさせたあと、ラナを預けてチャレンジしました。ハイウェーブの連続で、まるで大歩危を下ってるかのよう。このときの胸の高鳴りが川下りを止められない理由の一つなんでしょうね。
 その後、先月下った板取川を右手に通り過ぎ、16:00頃ようやく赤い吊り橋が見えてきました。ゴール地点の美濃橋です。今回は立場上、いつもの倍疲れましたが、大勢で下るのもたまにはいいもんですね。

2004年5月3日(月)
22 GW川下りはたったの1日(飛騨川1)

水位:1.27m(上呂) 気温:15℃ 天気:雨
区間:下呂大橋〜釣鐘 メンバー:旧KobeCanoeKayakClub

 GWは3日より飛騨川・中山七里→飛水峡→長良川の計画でしたが、天から見放されたごとく、この日から3日間全て雨の予報。といっても初日は小雨で水量にも変化がなかったので、とりあえず行ってみようということで下呂までやってきました。
 10時ごろ、下呂大橋を出発。最初のイメージと異なる、市街地全開の風景。川幅も広くて、浅い。何度かスタックしましたが、ここ最近は浅い川ばかり行っていたのでもう慣れたもんです。
 3キロほど下り、河鹿橋を越えるとだんだんと川幅が細くなり、渓谷の様相を帯びた川になります。テクニカルですが、水深的には随分と下りやすくなり、2級の瀬を4つほど過ぎると帯雲橋へ。ここが「中山七里」の起点となります。
 正直、ここまでは噂ほどにもないな〜、と思っていたのですが、ここで支流の竹原川を加えることによって水量が増加し、波が強烈&複雑に。テクニカルなうえにパワフルという恐ろしい川となります。『日本の川地図101』には「…とにかく狭い峡谷で、洪水時には死の川下りとなる」と記載されていましたが、まさにその通りと予感せしめられる2.5〜3級クラスの瀬が連続。
 ところで、たとえ全員初めてでも、一人で下るのと、複数で下るのとは安心感がまるで違いますね。寒い雨の日のカヌーというのはただでさえ陰鬱な気分になるのですが、それが狭い狭い峡谷だと倍化され、さらにそれが激流で初めての川だったりすると、4倍増でしょうか。先月に単独で下った吉田川の場合はそうだったのですが、今回は吉田川以上の激流だったにもかかわらず、あまり感じることはありませんでした。
 14時半ばにゴールの釣鐘に到着。単独行より全然マシとはいえ、鉄製の障害物あり、シーブまでありという非常に難度の高い川だったのでヘロヘロに疲れました。支流の馬瀬川沿いにある「道の駅金山」で休憩し、温泉&ビールをやると一気に疲れが出て、18時半には就寝。翌朝5時まで車中で爆睡してましたが、夜半から降りだした雨は強くなるばかりで、長良川も増水し始めたので、無念の涙を飲んで帰ることにしました。
 ちなみにこの区間の水質は8点。総合的にもまた行きたいなあと思える素晴らしい川でした。単独ではイヤですけど。

2004年4月29日(木)
21 またもや流失(木津川2)

水位:-2.32m(加茂) 気温:25℃ 天気:快晴
区間:笠置橋〜泉大橋 メンバー:会社のひと

 めちゃめちゃいい天気。緑もキレイ。でも水質は…。淀川水系に期待するのは間違いですね。汚いので水面は眺めずに、瀞場漕ぎのトレーニングと割り切ってひたすら漕ぎに徹しました。途中からはビール二缶に焼酎一本空けてへべれけになって下りました。
 で、今度は空気入れ(ポンプ)なくしてしまいました。これまでほとんどなかったのに、ここ一ヶ月でデジカメ(奈良吉野)、フネを縛るテープ(吉田川)、ケータイ(板取川)と立て続けにモノをなくしております。まあ、ラナさえ無事ならいいんですけどね。

ツーリング記録を時系列で載せています。中でもとくにネタになりそうなものは、「川下りレポート(総括編)」に載せます。
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